金融業界面接

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面接

 就職活動といえば、何をおいても面接です。ここでは、面接へのマナーとかも一応書きますが、それよりも、具体的な内容について触れていきたいと思います


 さて、面接には主に、リクルーター、集団、個人の3種類があり、それぞれについて、書いていきたいと思います。

リクルーター

 さて、まずリクルーターです。リクルーターは金融機関では政府系や都銀、大手生保などで導入されていますが、今年は糖蜜がやっていないこともあり、管理人はあまり接触しませんでしたが、通常は1人か2人。多いところになると、10人近くのリクルーターで初めて人事にたどり着くところもあります。中にはリクルーターの時点で内定出される企業があると聞きますが、実際のところはわかりません。

 リクルーター。若手社員が大半で、社員1人に対して学生1人か2人。ケースばいケースです。場所は喫茶店。大手のリクで沢山会ううちに場所がホテルになったりもするそうな。

 喫茶店で会うのですが、間違っても食べ物とか頼まないように。無難にコーヒー紅茶赤ワイン...その辺りがいいでしょう(とはいうものの、管理人コーヒー注文したら「別に無理しなくていいよ」といわれたw。僕コーヒー大好きなんですけどね...)。別にメロンソーダでも怒られないでしょうけどね。


 さて、話のないようですが、基本的な志望動機や雑談が大半。あと、質問することが多いので、質問は3つぐらい考えてきておきましょう。

 まぁ基本的には熱意と話を続けるということです。 

集団面接

 さて、面接が始まりました。まずは集団面接。だいたい3人から5人が多いですが、少なくて二人(当たり前(笑))、多いところになると10人ほどになる場合もあります。

 集団面接ですが、だいたい一番左からという流れが多いですが、場合によっては真ん中からとかいう場合もあります。

 聞かれる内容は変わったものはほとんどありません。全員が共通して答えられそうな質問(自己PR、学生時代がんばったこと、これまでの体験談など)。あまり、志望動機を聞かれる場合は少なかったですね(なんせ、志望動機ってかぶる場合が多いですから)。


 さて、集団を突破するにはどうするべきか。基本的に目立つことだと思います。エピソードに目立ったものがないなら、ちょっと周りの話を例にでも挙げたりして(自己PRがかぶったら、隣の人とかぶるのですがとでも言って)。

 特に、アルバイトやサークルの話はそれを話題とする人が多いので、気をつけましょう。

 集団面接は若手社員の方が多いので、少し面白みを入れた話をしてもいいかもしれません。正直、真面目実直ってあんまり受けがよくないようです。


集団面接って2人とかじゃない限り、質問内容はせいぜい2つか3つ。そのうちひとつがだいたい、自己PRです。まぁ自己PRというのは8割は無難にいけるので、そこから頭ひとつ抜け出るにはもうひとつの質問となります。ただ、これはかなり運の要素も入ってきます。例えば、失敗談とか言うことになると、学生時代、アルバイトやサークルに参加してない人は余程のことがない限りだいそれた失敗はしていませんこうなると、強烈なインパクトのあるエピソードを話した方が勝ちとなり、大したインパクトのない人はもうそこで終わってしまいます(エントリーシートや個人面接では何とかなります)。ようは失敗談などインパクトがない人は嘘でもいいから作れ!ということになります

 集団面接のいいところは帰りに同じ面接を受けたもの同士で話があることですね。情報交換には一番いいでしょう

個人面接

 さて、就職活動で必ずある集団面接。基本は一対一で役員クラスになると2対1になることもあります。

 さて、管理人の体験した面接の中でいくつかジャンルに分けて見ましょう

・基本個人面接

 普通に自己PRなどを言わせ、それについていくつか質問をして掘り下げ、また別の話に持っていくパターンで、ほとんどがエントリーシートに基づく質問。これについてはエントリーシートについてしっかりいえるようにしておけば大丈夫だと思います。


・学生側一方通行面接

 こんな名前で言うかどうかは謎ですが、自己PRや志望動機といった質問をするのですが、それを言った後の反応が「あぁ」みたいに薄い。故に、言ってる当人は非常に不安になってしまう面接です。ただ、狙いがそれなので、あまり気にせず、笑顔でいうように心がけましょう。管理人もこのパターンは苦手で第一志望、それで滑りました(´・ω・`)。笑顔でなんて無理なんですよ実際...


・雑談系面接

 俗に、学生がもっともなに見られてるかわからない面接。大半が履歴書に書いてある趣味の話から入り、「俺もそうなんだよ〜」といって話を広げようとする。しかし、大半の学生がよくわからず「はぁ」とか返事をして会話終了〜。じつは、それが駄目なんだ!この面接は如何に話を広げるかが重要で、趣味の話なのに、「へぇ」で終わると、大して趣味としてないんじゃないかと疑われてしまう。サービス業で重要なのは会話をする能力。これが試されていると思うべしです。


・社員側一方通行面接

 これが一番困るのですが、社会問題や働き方について、学生の意見をちょろっとだけ聞いた後、あとは社員の意見を一方的に言う面接。とりあえず、真剣に聞いてますよという顔をするしかこれといって対策がなく。かといって、途中で自分の意見を言って、話を区切るのも問題である。また、聞いている途中に、突然話を振ってくるので、それに対処できるようにしましょう

 管理人がであった面接はこんなもんです。俗に言う圧迫というのは受けた記憶がありませんが、学生の中にはちょっと変わった質問をされたら圧迫だと感じる学生もおり、もしかしたら、圧迫に出会っていた可能性はあります。


 あと、普通の面接や特に雑談系面接では、盛り上がってくると同時に余計なことをしゃべってしまいがちなので、油断せずに行こう(´Д`)オイ。


 あと、面接の中には1日で2人に会う場合もあり、その場合、一人で終わる人は大概
面接官がエレベーターまで送ってくれます。ようは落ちたと感づかれないようにする
ためです。金融機関って落ちても受かっても笑顔で返されるから怖い...

面接質問集
ここでは、今まで管理人が受けた面接で、風変わりな質問を挙げて、それに対して管理人が答えた内容を言っていきます。


「責任とはなんですか」

 某信用金庫面接にて。初めての面接だったこともあり、いきなりこんなこと聞かれても正直困る。「職務を単に全うするだけでなく、社会に対して、なんらかの形を残すことだと思います」と答えましたが、この信金ということもあり社会的責任の話をすればよかったと思います。

「ゲームってやってますか?」

 地方銀行役員面接にて。パソコンの話をされた後に言われた質問。まさか毎日してますともいえないので「むしろゲームをつくって自分のクリエイティブな力を試しています」と答えました。その面接は落ちたけど...。いま考えると、「ネットなのでオセロや囲碁といった、ネットの持ち味を生かしたゲームをやってます」の方がイメージもよかったかも(特に囲碁という言葉が)


「○○についてどう思いますか。」

 社会問題に対する意見を聞く質問。管理人はニッポン放送問題、JRの脱線事故郵政民営化年金問題などについて意見を述べさせられました。政府系では政策の問題についての質問がありますが、民営化で揺れている政府系に小泉マンセーはやばいです。かといって、全否定もあれなので、「民営化をすることに反対ではないが、その際の不安の解消や、民営化がどれだけすばらしいのかが伝わってこない。」といった話ではぐらかせ!(笑)

 ただ、集団面接でこの手の話をされると大概、かぶるので前の人に付け加えたり、「○○さんはこういっているが、私はこう思うところもある」といった主張を明確にしてもいい


「わが社の社員と会いましたか?」

 リクルーター制のある企業でオープンで入ってくると聞かれる質問。安易に会いましたというと「誰と?」と聞かれるので、あっていない管理人は、「残念ながらあってはいませんが、HPやパンフレットを中心にできる限り情報を集めました」と言って選考は突破できました。

「資格持っていませんね」

 じつは管理人は普通免許すらもっていない人間で、一度だけそういわれたことがあります。「英検3級といった自慢にならない資格なら持っていますが、他は持っていません。本を読んで勉強するより、多くの人とコミュニケーションを通して学べることのほうが多かったからです。」と言いました。あとギャグで「書道4段という資格を小学校でもらったのですが、自分の履歴書の字を見ても誰も信じないですし、私自身も信じられません」といって笑いも取った。それで受かるんだから不思議です。


「大学は第一志望ですか」

 私立大だとまれに聞かれるムカつく質問。大手証券の役員や政府系で聞かれた。「第一志望でした」とはあえて答えず、「阪大や京大も目指してはいたのですが実力が足りませんでした」と現役ならばそれで通ります。しかし、そのあと「浪人する気はなかったのですか」と聞かれて、「たしかに、浪人で国立を目指そうかと思いましたが、私の性格上机で黙々と1年勉強するよりも、大学で早く多くの人と触れ合う方が向いていると考え、この大学に決めました。」と言ったら通りました。今思うと浪人して国立の方がよかったと思いますが(笑)


「なぜ、この大学(もしくは学部)なのですか」

 んなもん学力が合ったからに決まってるだろ!と言いたいところですが、とりあえず同等の学力レベルの大学を上げて、それに対する違いを言っておく。そんだけ。

 学部については、管理人は経済ですので、「新聞などを見るとやっぱり政治であれなんであれ経済とのつながりを感じました」と無難な回答。もちろん「そのころ経済○科大学のCMで世の中は経済と法律でできている、とも言ってましたし」と笑いも忘れない(笑)。

「なんで他社の面接落ちたのだと思う?」

 究極的にほっとけと思う質問です。「自分が発揮できなかったが、この面接では雰囲気がよく自分が出せる」みたいなことを言いました。ほかにも「御社が第一志望で志望動機が他社は弱かったからかもしれません」というのもありかと。まちがっても「ほっとけ」とか言わないように(笑)


 まぁ他にも言いたいことはありますが、こんなもんです。


 面接を受ける際、必ずしも手をひざに置いて背筋を伸ばす必要などはありません。管理人の姿勢は背中も丸めて、手は身振り手振りでやってました。ただ、笑顔で受けるようにはしてました。よく聞く話ですが、自分を出して、自然体で行けば面接は役員まではまぁいけます(それ以降はその企業と合うかどうかなので謎)。

 中途半端に成功談ばかり話しても必ずぼろが出るので、聞かれなくても失敗談を話して笑いを取るぐらいの方がいいのではないでしょうか

そのほか面接の噂について

・待合室にさくらはいるのか

 有名な話で、面接官は待合室の状態も見ている。というもの。たまに待合室に社員がいる場合があります。また、ある銀行を受けたとき、社員っぽい人がいましたが、正直、学生か社員かなんて誰もわかりません(管理人も普段着着て大学に行けば、一回生にまだ間違えられます(´Д`))。まぁ気にしても仕方がないので、その企業の悪口だけ言わないようにしましょう。ただ、それを気にして話さないって言うのはそれだけで緊張しますし。話すにしても、相手に失礼のないように話せばいいだけですし、むしろ気軽に話しているのを見られたら、それはそれでプラス評価かもしれませんよ

・面接で態度は見られるのか

 集団面接でよくある話、ほかの人が話しているときにどうすればいいのか。管理人は基本は面接官を見て、ちょっと話が変わったなと思ったらその人を見るぐらいで、面接官を凝視することはありません。では、他の人は?

 以前、ずっと話している人のほうを見て、うんうん大げさにうなずいている人がいましたが、正直キモイ(´Д`)。普段、人の話を聞くときにどうしているかを考えたら、大概その人を見てるか、それを聞いてる人の反応を見るかぐらいしかしないでしょ?他の人も、大概前を見ていて、少し横を見る程度。でも横目で見るのは睨みつけてるみたいでよくないかもね(笑)

・専門用語って必要?

 就職本を見ると、面接で金融用語を抑えておきましょうとか書いてあったり、金融の業界研究本には必ずと言っていいほど用語集がついています。では、実際どうなのでしょうか。管理人は大手、関西地銀、政府系、証券と面接を受けてきましたが用語について意味を問われたのは国民生活金融公庫だけでした。

 国金は面接で必ずと言っていいほど、用語を出します。それもひとつや二つではなく、4つぐらい。答えられないからと言って即不合格ではありませんが、管理人は四次で、用語を答えられず落ちました(´Д`)。とはいうものの、経済学部圧倒的に有利な質問ですし(法学部では法律用語をきかれるんだったかな?)、そんな用語で人格を見る面接で落とされてはかなった者ではありません。民間ではそんな用語について問われたことはありません。しかし、社会問題について問われることは政府系は特に、民間でも金融だけでなくさまざまな業界で聞かれるので、注意しておきましょう。

・ファックスやメールを面接後送るのか?

 よく、就活本の最後に、メールやファックスを送ると効果的という文があります。理由は誰もやらないから目立つという理由です。が、管理人はとりあえずやったことはありませんし、まわりにもいません。ただ、一度説明会を断るメールをしたときは、電話がかかってきて別日程用意してくれたりしたので、メールを読んでいないということはないので、やりたい人はどうぞ。ただし効力については保証できません。

・回答は事前に用意しているのですか?

 みんなやってます。特に、地方銀行の面接では待合室はみんなそんなまとめたノートを広げてみてます。でも、ほとんどが志望動機。志望動機は毎回会社によって異なりますから、違いますが、自己PRなどはどこの会社でも基本的に同じなので、面接をこなすうちに特に必要なくなります。ただ、管理人もはじめは、自己PRをはじめ、学生時代に力を入れたことなど、いろいろ作りました。代表的なものは。しかし、ちょっとひねくれた質問「志望動機」ではなく、「他社と自社の違い」などといわれたり、3分ぐらいの文を一分でといわれたりすると、詰まる場合もあるので、ひとつの文ではなくフローチャート式にするといいでしょう。

 つまり、志望動機であれば、なぜ、この金融業界か→なぜ地方銀行か→なぜこの銀行かとしておけば、削ろうとしたとき、どうでもいい金融業界の話を削ると言う応用ができますし、地方銀行の話は他でも通用します。あとは、文を作ってみて、「なぜ」と突っ込める部分の回答を用意する(学生時代スポーツに力を入れて優勝した→なぜ優勝できたと思うか等)。回答はそれっきりで終わらず、それについての質問がありますから、文章を完璧にするよりも、派生できる内容かを検討する。巧くできるなら、あえて疑問点を作って、面接官を誘導するようにするなどがあげられます。人間、問題点を挙げるとどうしてもシタリ顔をしたくなるものという人情のもとでね(笑)

・アルバイトって?

 よく、学生時代にがんばったことについてアルバイトをあげる人がいます。ちょっと冷静に考えれば、お前勉強するために大学いってんじゃないの?年間100万授業料払って、年間100万稼いで何がおもろいねんということで、役員クラスになると受けがよくありません。ただし、失敗談となるとバイトの方が作りやすいというジレンマがあります。ただ、面接でも「アルバイトはしていましたか?」と聞かれるので、してない人はコンビニでバイトしてましたとでも言っておいてください。

・面接の嘘ってばれないの?

 集団面接でよく人の話を聞いていると、みんな「アルバイトリーダーやってました」とか「サークル立ち上げました」とか言ってる人が多いこと多いこと。つうかコンビニのバイトのアルバイトリーダーってあるの?とさえ普通に思ってしまいます。そもそも、フリーター全盛のこの時代にアルバイトリーダーを学生にやらせる会社ってどれくらいあんねんと普通に思いますw。一番大きなうそというのはこれと、留学経験と問われて、1週間ぐらい海外旅行を1ヶ月の短期留学してましたとか言う人。あと、TOEICの得点かさまし。それくらいでしょうか?

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