履歴書、面接で知っておきたい5つのポイント

最初が肝心 履歴書&面接で知っておきたい5つのポイント

source from eigoTown.com

How to write the perfect resume and be successful in job interviews
就職・転職活動において、履歴書は命と言っても過言ではない。自分を売り込むための大事なツールだ。外資系企業に転職を考える場合、日本語の履歴書だけでなく、英文履歴書の提出を求められることがほとんど。最近では、「エントリーシート」をホームページに置く企業も増えている。大まかなプロフィール(だいたい経歴と自己紹介文からなる)を決まったフォーマットで送信させ、応募者を絞り込もうという、いわば第一書類審査のようなものだ。このエントリーシートも、英文履歴書と同じ態度でのぞめばよい。以下に英文履歴書について説明しよう。


Q.英文履歴書、日本語の履歴書と何が違う?
The Japanese resume and the English resume: What is the difference?

A.英文履歴書は、日本の履歴書みたいに決められた用紙が文房具店で売っているわけではなく、自分で書式や紙を決め、自由に作成する。アメリカ英語ではResume、イギリスではCurriculum Vitae(略してC. V.)と呼び、履歴書の最初に、Resumeと書いたら、履歴書の中身もアメリカ式で統一する。
というのは、スペルや日付けの表記の仕方がアメリカ式とイギリス式では異なるからだ。どちらの方がいい、ということはないが、大切なのは、どちらかの方式で統一すること。



Q.英文履歴書、守るべき5つのポイントとは?

A.
1. まずは企業研究。相手にあった情報を送ろう。

応募書類を作るときの最初の第一歩は、相手の研究。応募企業のホームページやパンフレットをすみずみまでチェックするのは基本中の基本。さらに、業界情報もチェックして、その企業の業界での位置や、業界の抱える課題などをチェックしたり、できればライバル企業のことも調べておくとよい。応募書類は「自分がその会社に対して何ができるか」をアピールすべきもの。応募先企業のことを調べもせず作られたありきたりの履歴書と、その企業に合うように自分の情報を整理し直した履歴書では、どちらがよい印象を与えるだろうか。数多くの履歴書を手にする人事にとって、その差は歴然。

2. 美しいレイアウト。見やすい履歴書は、仕事が出来る印象を与える

美しくレイアウトされた履歴書は、それだけで見てもらえる可能性がアップする。丁寧に作られていれば応募者のヤル気や気くばりが感じられるし、要領よくまとめられていれば書き手の文書作成能力が高いと受けとってもらえることも忘れずに。手書きは厳禁。日本の企業では今でも手書きの履歴書を好むところもあるようだが、英文履歴書で読みやすさが第一。また、WordやPDFファイルできちんとした履歴書を作成することで、そのソフトを使えることも証明できる。

3. 日本風な「謙虚さ」は不要 自分をどんどん売り込もう

履歴書は、自分という商品を企業に売り込むための営業ツールのひとつだ。どんなにいい商品でも、宣伝方法が下手なら商品はなかなか売れない。自分がどれだけ優秀な人材であり、どんなふうに企業に貢献できるかを、堂々とアピールしよう。ここでは日本的な「謙譲の美徳」は捨てること。

4. セールスポイントと、自己表現能力をアピール

履歴書とは、いわば自分を売り込むための道具。以下の点に留意し、作成しよう。
1) 企業にとって役立つプロフェッショナルな人材として、自分の職能を知らせる。

2) 自分のセールスポイント(話好きで社交的、明るく前向きな性格など)を売り込む。

3) 自分の意見を整理して的確に表現することができるという自己表現能力をアピールする。



5. 落とし穴、カバーレターも忘れずに!

カバーレターは履歴書に添える手紙のことで、英米では履歴書といえば、当然このカバーレターも含めたものをいう。最近では、日本の大学の就職課でも履歴書とともに送付状をつけることを勧めているようだが、その重要性は欧米とはかなり違うようだ。カバーレターのない履歴書は、前置きなしにいきなり本題に入るようなぶしつけな印象を与える。採用担当者が履歴書を読みたくなるような、魅力的なカバーレターを書こう。

カバーレターの詳しい書き方はこちらから

多数の履歴書の中から、採用担当者に「ぜひこの人に会ってみたい」と思わせるような履歴書を書くことが、成功する就職/転職の最初の第一歩なのだ。

英文履歴書の詳しい書き方は、こちらから



Q.第2関門 英語面接を乗り切る方法
What can I expect in an English interview?

A.外資系企業就職への第一歩、英文履歴書を作成・送付し、無事に書類審査通過の知らせを受け取ったら、いよいよ次の難関である面接試験。特に、英語面接は、慣れないと失敗する可能性が高いので、十分準備して臨もう。

・ よく聞かれる質問

日本語なら簡単に答えられることも、英語だと予め用意して面接に臨まないとなかなか厳しい。ここでは、英語面接で最低限尋ねられることをまとめてみた。面接前に必ず答えを準備し、流暢に話せるように練習しておこう。

自己紹介 : Tell me a little about yourself.
職歴・学歴 : How does your experience and education qualify you for this job?
志望動機 : Why did you apply for this position?
将来の目標 : What are your short and long term goals?
情報収集力 : How much do you know about our company (us)?
長所 : What would you say were your strength?
短所 : What would you say were your weak points?
給料について : What kind of salary do you think you are worth?
自己PR : Why do you think we should hire you?

もっと詳しく知りたい人は「英語面接サクセス講座」へ


・ 面接での英語力をアップするには?

TOEICスコアが高くても、実際に自分をアピールできる英会話力がなければ面接を突破することは無理。外資系に転職を考えるなら、面接対策というより、入社後のキャリアアップのためにも、きちんとビジネス英語を身につけておきたいものだ。
ビジネス英語に力を入れている英会話スクールや、短期の英会話合宿コースを以下に挙げておくので、体験レッスンなどに参加してみては?

ILC国際語学センター
http://www.eigotown.com/p_news/ilc/index.shtml

ハイスピード英会話
http://www.eigotown.com/p_news/high_speed/index.shtml

神田キャリアカレッジ
http://www.eigotown.com/p_news/kanda/kanda.shtml

・ お礼状も忘れずに

この項目を実行するのは、面接終了後帰宅してからだが、実際には面接の一部と認識しておくべきだ。面接を受けたその日のうちに、面接官に宛てて簡単な お礼メールあるいはレターを送ろう。文面は凝ったものにする必要はなく、自分のために面接の時間を割いてくれたことに対する感謝を述べ、さらにその会社で働きたいという熱意を示せれば申し分ない。面接が企業情報の事前収集に始まるのだとすれば、お礼メールを送ることで終了すると考えてよい。

お礼状(サンキューレター)の書き方はこちらから